ツバキの花粉症。真冬に咲く姿は美しいのですが


雪の中に鮮やかな印象を与えるツバキの花。 凛とした美しさがステキですよね。

日本の庭園ではよく見られるツバキですが、昔から観賞用としてだけでなく、木材としての利用や、美容・薬用に重宝されてきました。

ツバキは生長すると高さ20mにもなり、木目が目立たず摩耗もしにくいことから、将棋の駒や印鑑などの工芸品や細工品用木材として使用されていました。

 

現在では樹高の高いツバキはほとんど存在しなくなってしまったため、入手が難しくなっています。 また、種子から絞ったオイルは高級で手触りがよいことから、整髪料に用いられています。

そういえば、ツバキの名を冠したシャンプーが発売されていますよね。 葉から抽出したエキスは止血作用があり、古くには薬用としても活躍していました。

このようにとても実用的なツバキですが、日本各地ではツバキにまつわる妖怪伝説が語られていたり、ツバキの花の散り方が首を落とすようにも見えることから、武士からは嫌われていたという話もあります。

 

ツバキ(椿)の花粉症に注意!

ツバキの花は1~4月にかけて開花します。 雪が降るような寒い時期でも、気温が上がれば花を咲かせてしまうツバキ。 ときに雪の中にポツリ挿し色をはさむように見えることもあります。

このような寒い時期には昆虫は活動していないため、ツバキは甘い蜜を出して鳥たちを誘い、受粉を媒介させます。 スギやヒノキのように花粉を空中飛散させることはありません。

にもかかわらず、ツバキによる花粉症が報告されている原因は、ガーデニングや庭木の手入れの際に手や衣服についた花粉が目や鼻に入ってしまうからだと考えられています。

 

ツバキには蜜がたっぷり出ているため、手や衣服にべったり付着しやすいもの。 庭木の手入れなどをする際には軍手をはめて、手に直接花粉が触れないように注意しましょう。

また、ツルツルした素材の衣服を着用して花粉がつきにくくする工夫も有効です。 庭木の手入れをしたあとはしっかり手を洗い、目や鼻などの敏感な粘膜に花粉がつかないようにしましょう。

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