毒にも薬にもなる、不思議なキョウチクトウの花粉症


キョウチクトウ(夾竹桃)という和名は、葉が竹の葉の形と似ていること、花の様子が桃のようなことからつけられました。

コロンとした花ぶりがかわいらしく、ガーデニング植物としても人気の高いキョウチクトウ。 ですが、口にすると嘔吐・下痢、めまい、脱力などの強い中毒性を発し、人や家畜が死亡した例もあります。

キョウチクトウに含まれる毒性成分のオレアンドリンは、青酸カリよりも毒性が強いとのこと。 だから、キョウチクトウを燃やして出る煙も危険です。

中医学では、昔からキョウチクトウを強心剤、利尿剤として漢方に用いたり、葉や樹皮を煎じた液を打ち身や打撲の外用薬として塗るなどしてきました。 これは専門家だからできること。

サスペンスや推理小説でも「毒薬」として登場するほどで、一般人が使用するのはとても危険です。

毒性が強く虫害にあうことが少ないこと、大気汚染などにも強いことから、街路樹としてもよく見られるキョウチクトウ。 その花言葉は「危険、用心、油断大敵」。 ずいぶん的を得ていますね。

 

キョウチクトウの花粉症

6月~9月にかけて開花するキョウチクトウは、花粉症を引き起こす原因としても注意が必要です。 一般的に花粉症といってイメージするのは、鼻炎や目のかゆみ、異物感などです。

しかし、キョウチクトウ花粉症が厄介なのは喘息症状を起こすことです。

虫がつきにくいためガーデニングの初心者でも育てやすく、一般家庭のあちこちの庭に見られたり、街路樹や高速道路の植え込みとしても多く植えられているキョウチクトウ。 そのため、誰でも花粉症にかかる可能性があります。

キョウチクトウが開花する時期に喉がむずがゆくなったり、ひどい咳や息苦しさを感じるなどの喘息症状を感じたら、要注意。 耳鼻科などを訪れてアレルギーチェックを受けてみましょう。

キョウチクトウ花粉症を予防するには、開花時期にマスクなどで花粉を吸い込まないようにするのが一番です。 ただ暑い時期なので大変ですね。 免疫力が低下すると花粉症喘息になりやすいので、まずは夏バテをしないよう規則正しい生活をすることが大切です。

 

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